m1320 フリーター


片や、学は、昼間は、掃除、炊事洗濯など、お手伝いに、やってもらえるかもしれないが、夜はひとりでチクチク痛む肝臓をさすり、不安な日々。
寝ても覚めても、頭の中は、札束が飛び交っている。
布団に入って、横に寝るのは猫だ。
夢枕には、金の延べ棒で出来た階段を、一歩一歩上がっているだろう。
一歩一歩、あの世へ近ずいているんだぞ!!
これから先、この男の頭は、正常化するのだろうか。
少子化の影響なのか、親の遺産を当てに、フリーターを誇らしげに自慢する人に出会う。
冒頭に出会った、文京区の青年は、最たるもので、ひかるから見ると、己の人生を無駄にする、許せない輩で、怒り心頭だ。
おい! めん玉ひんむいて、よく見ろ!
土手の川風を涼やかに受け、夫婦が、孫二人と手をとり、心豊かに、優雅に散策している。
対岸には、男がリュックサックに札束を詰め、周りをキョロキョロ警戒しながら歩いている。
後からは、悪しからぬ輩が、なんとかリュックサックの中身を、少しでも掠め取りたいと見え隠れして附いてくる。

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