b1331 天空橋

まったく使われていないが、滑走路を思わせる訳の分からないとてつもない長い桟橋がこの黒島には残っている。
周囲12キロ、海抜12メータ、ひらべったい島の規模からすると、昔の人のやることは分からない。
昔の出来事、車や重機もなく、すべて人力。超大型台風なると、風は勿論半端でない波が打ち寄せるが、それにも耐え残っている。
島の古代人のエネルギーはエジプトのピラミットに負けないぞー
橋の先端で夜中、日本の南端、ハートの島、天の川を眺め彦星織り姫に思いを走せ流れ星に願いをかける・・
最高のデートスポットではないだろうか・・
ちなみに作曲家が見ていれば、この場所は明け方、干潮時、波の音もなく虫の音もない、勿論車やエアコン風の音などなく、完璧な無音状態が体験できる場所でもある。
ギターを抱え訪れる大者アーティストがいるが島の人は知らないようだ。

b1329 ピーゾー

早い方が、勝ちだという訳だ。そういう意味では、ただ陸上で走りが早いだけではない。
水中をうまく、走るテクニック、方法が重要である。
また、船には、舳先に、ピーゾーと呼ばれる、棒高跳びの竿に匹敵する、竹のさおを付いて、漕ぎ手と、トウージーと呼ばれる、かじ取りと連携する。
返しの場合、ウーニーが、船からとび降りる合図を、かじ取りが出す。舳先のピーゾーと、かじ取りが、強引に船を方向転換しないと、ウーニーは、船の下敷になる。
そのタイミングが、危険極まりない状態だが、そのために、漕ぎ手に、指示を出し、ピーゾーに指示を出す。
飛び降りる瞬間をウーニーへ指示するのが、トウージーと呼ばれる、かじ取りの重要な役目だ。
また、Uターンをするとき、旗を船に取り込まなければ、失格である。
かなりスピードが出てる船で、旗を取れる状態で、Uターンさせる。
50センチでも離れれば、旗が取り込めない。そこが、トウジーの1番重要な役目だ。
前回、トウージーと、トウジ(妻)の話をしたが、その辺に、つながりがあるようだ。
このウーニーハーリーの方式は、ほかにはなく、日本国内ではこの黒島にしかない。
中国のハーリーにもない、なんでこの島にしかないのだろうか?
この島は、かなり古くから、他には影響されない、独自の文化があったのではないかと、推測する原点である。
昔から南の島に伝わる、このウーニー、トライアスロンの原点ではないだろうか。

b1328 豊年際

黒島には、かなり古くから伝わる、豊年際の、ハーリー競争がある。
ハーリー競争は、中国や沖縄本島、石垣島や周りでも行われているが、この黒島の場合、かなり違った行事である。
船を漕ぐ競争だけでなく、ウーニーと呼ばれる、走り手、その競争が、かなりメインの役割をする。
写真は、ウーニーの姿で、ふんどしの部分は、肝心なところをやっと覆いつくすばかりで、ケツの方は、ぐるぐる巻きに束ねる。
割れ目に食い込み、下半身がむき出しの状態だ。
もちろん、上半身もごらんのとおり、軽装で、このウーニーに選ばれることは、走りが早く、非常に名誉なことである。
ヨン様以上の人気者だ。
ウーニーは、強いすね、の意味で、健脚、ということで、そこにも英語が相通じる方言が、見え隠れする。
ウーニーは、村長から杯をいただき、腰くらいまでの所に待っている船に、砂浜、浅瀬を走り、飛び乗る。
そして船をこぎ、沖合にある旗をとって、Uターンする。
帰りは、船にスピードが付いているため、深さ胸元くらいの所で、ウーニーは飛び降り、両手で水をかきながら、浅瀬、砂浜、そして、村長のところへ来て、手をタッチする。

b1327 画 怒号

a234.6ウーニー2.jpgウーニーを船の下敷きにさせないため、トウジーの怒号が飛ぶ。
(写真は大野隆志氏提供)

b1324 男を求め過ぎた女

ヤマトウ嫁が民宿をやると、大繁盛する。
料理や観光客の心を理解できるためだろう。
古老が呟いた。
20年も前だが、20才前後の女が島へ来、島男とどうしても結婚がしたい、男を紹介して欲しいと頼み回ったそうだ。
十人並みの容姿で問題ないが、何かいわくがあるのか? 頭がおかしいのか、と誰も相手にしなかったそうだ。
ヤマトウ嫁が活き活きと活躍する姿を見、あの娘は20年先の今を見通していたのでは、決して頭が可笑しかったのではない、あの娘が民宿をやっていれば、今頃は島一番の民宿になっていただろう、島として大きな損失だった、としみじみ呟いた。
ひかる! 今からでも遅くない、島には40代、50代のチョンガーがいる、その娘を探して来い、と。
お〜い!! 心当たりの人、いるか?
足腰は弱っているが、最後の力を搾り、島ジーが一肌でも二肌でも脱ぐ、と言っているぞ!
今一度、島ジーの所へ行ってくれ!

b1323 ブタバコ行きだ!

そのばあちゃんは、にっこり笑って、「あんた! 私に惚れたね!
久しく絶えていたが、今夜はいいよ!」とにじり寄ってきた。
おい!、ばあちゃん勘違いするなよ!
90歳を過ぎ、三途の川へ片足つっこんだ、ばあちゃんに乗ったら、オレはギネスブックに載るよ。
最中に、いく〜、いく〜、と逝かれたら、ブタバコ行きだ!
くわばら・・くわばら・・
とりあえず、快楽どころか、葬式のことが頭をかすめ、逃げ帰ってきた。
偽ミンク
この島では、気温が10度を切ると、近海の魚が、凍死して浮き上がってくる。
いちばん寒さに弱い魚は、フクラビと呼ばれる、カワハギである。
立派な皮を纏い、見た目は寒さにいちばん強そうな魚が、いちばん弱い。
カワハギ! お前は、イミテーションのミンクのコートを着ているのか。

b1322 垂れ垂れオッパイ

島のじいさんと飲んでいたら、今の女のオッパイは、なっていない、あの格好はなんだ、と怒っている。
わい談でも始まるのかと思うと、真面目な話のようだ。
昔の女は、オッパイを長く長く伸ばす訓練をしていたんだぞ。
子供を背負い、オッパイを欲しがったら、肩へちょこんと乗っけ、子供にオッパイを飲ます。
その間、手仕事ができる。いちいち抱いていたら、乳を飲ませる、2時間が無駄になる、乳の垂れ具合で、働き者のいい嫁か、決まったと言う。
おかしな話もあるもんだと、聞いていると、隣に60代のおばちゃんがいて、この話は本当かもしれないぞ。
自分の亡くなった母は、本当にオッパイが垂れ下がって、肩にのっけられるくらいの長さだったという。
そう言われてみると、この話本当なのかなー?
アフリカの原住民の女性のオッパイがかなり垂れ下がっているが、もしかして、この話のとおり、延ばし延ばしたのかな。
ある日、90歳を過ぎたおばあちゃんに、どうしたら、オッパイを長々と延ばせるのか、と聞いてみた。