b1351 くっ付けろ

島の方言で、くっ付ける、は「しびしきる」だ。
しび、はお尻だ。
しきる、はくっ付けろだ。
彼と彼女を、しびしきれ!、は「くっ付けろ」と言う事で、お尻をくっ付けさせろ、と言う事だ。
人間の親しくなる関係、くっ付く関係、同胞関係をお尻で表現する所あるかな?
あれれ!
テレビでお尻をプリンプリン、クレヨンシンちゃんなんて、漫画があるな・・
作者は黒島で発想したのかな・・
世間では、握手をしたり、抱擁や頬をくっ付けたりするが、お尻プリンプリン、ペッタンコ!
あのオバマ大統領がパンツを下ろし、真っ黒い毛の生えたお尻をプリンプリン、丸々阿部総理の真っ白いお尻とペッタンコ、紅白ならぬ黒白ケツでガツーン!と目出度い穴会わせ。
おい!おい! このコーナー日本の想像百景当選だぞ!
超モテモテ男は、可愛い娘がパンツを下ろし、お尻をプリンプリン取り囲む。
おい! いきなりぶちかませたらあかんぞ。
パンツを下ろし、儀式をペッタンコ。
ちなみに、超モテモテ、ワシの周りは尻だらけ。
パンツを下ろし、ペッタンコ。
?? 感触が違うぞ・・
牛だ! 牛だーー!
島は人口二百数十人、しかも年寄りだらけ、牛三千五百頭。
思いっきり股間を蹴られ、虫の息・・・
た・す・け・て-?
人生、甘くない・・の巻。

b1349 セーター

そしてまた明日は港へ行き、若い娘を見つけては「どこから来たねー」、と探し求める。
もう良枝は、こんな若さではないだろうに、育造爺ジイーには、色が白くて、髪の毛を束ねていた、若い時の良枝の面影で、いっぱいだ。
そして、良枝が編んでくれたという、セーターを、今でも大事に、大事にしている。
育造爺ジイーは、もう長くはないだろう。せめてひと目、秋田にいるという、良枝にあわせてやりたい。
良枝、一度でいいから、いや生きているなら、声だけでもいい。
命の限り、あなたを待ち続ける、育造爺ジイーは、かわいそうだ。
育造爺ジイーの声が聞こえるか。
会いたさ、見たさーに、怖さを忘れ・・
会いに 来たの?に なぜ出て会わぬ・・
僕の?呼ぶ声 聞こえーぬか・・
搾り出すかすれ声は潮騒に沁みていく・・・

b1348 約束

育造爺ジイーは、世帯を持つため、一生懸命働きに働いたが、そのうち島の自分の母が具合が悪いということで、呼び戻されたそうだ。
昔のことだ。今みたいに、飛行機が使えるわけでもない。一度果ての島へ帰ったら、2度と本土へ行くということは、大変なことだ。
世帯を持つと約束した二人の関係はあまりにも遠く離れ、以後ぷっつり途絶えたと言う。
育造爺ジイーは、下手ながら、夜な夜な三味線をつまびく。
そして歌うのは、かごの鳥である。
良枝とのことは、誰にも話したことがない。初めて打ち明けたのだろう。
話の途中から、もうおいおい泣き出して、涙が止まらない。
80歳になった今でも良枝のことが忘れられず、夜な夜な、かごの鳥を歌う。
会いに 来たのに?なぜ出て会わぬ・・
僕の?呼ぶ声?聞こえぬか・・
今宵また、南の小さな島の空に、かごの鳥が響く。
声の限り、途切れ途切れに叫ぶ、がごの鳥の歌は、物悲しー

b1347 二合ビン

育造爺ジイーは、大阪の漬物工場で、長い間働いていたが、ふらりと一人で、生まれ島へ戻って来た。
結婚はしたことがあるのか、子供は居なかったのか、誰にも過去の話はしない、と言う。
機嫌良さそうな顔で、どうやって手に入れたのか、泡盛の二合ビンを1本持って、ひかる、今日はオレのおごりだ!、といって、ふらりと入ってきた。
楽しいことがあったのか、いつもより、水の量が少なく、ほとんどストレートで、1本飲んでしまった。
「育造爺ジイー、この歳で一人は惨めだよ、女はいなかったのか、どこぞで子供は居ないのか」と聞くと、小さな目で睨み付けた後、どういうわけかポツリと、過去の話をした。
漬物工場の近くにある、町内の縫製工場に努める、可愛い子で、名前は良枝という。
良枝は母思いで、いつもセーターやマフラーを編んで、秋田の母に送っていたという。
二人は、一緒になる約束をしていたそうだ。
そのうち良枝の母の具合が悪いということで、秋田へ帰ったとのこと。

b1346 殺すしかないさー

いわれたとおり水をかけると、確かに寒いのか、泣き止まる、がしかし、30分もするとまた泣き始まる。
30分おきに水をかけ通したが、人間の体が持たない。
オスのヤギのいるところ知っているので、連れてこようか、というと、奥さんは即座にブルルン、ブルルン、ブルルンと、首を横に振る。
これ以上ヤギが増えたらどうなる、よほど懲りたと見える。
「仕方ないさー、殺すしかないさー」
この後に及んでは、高山夫婦も従うしかない。
しかし、ヤギを殺せる人はそういない。
3人ほど名前を挙げてもらい、頼みに行くと、勘弁してくれとのことだという。
そこでまた育造爺ジイーは、最後の頼みで、ひかるのところへ行けといったとい。
確かに子供の頃、ヤギは食用に飼育していたので、殺した経験はあるが、いまさら殺傷は嫌だ。
あまりの困惑顔に、ひかるの方で3名のうちの一人に、泡盛をしたたか飲ませ、人助けだから、と頼むと、なんとか殺すことに同意した。
ヤギの泣き声が止まった時、うわさが出る。
誰が殺したのか? たぶん殺し屋ナンバーワン男はアイツだろう・・
田舎暮らし、意外と見落としがちなのは、ベッドによるトラブルだ。
去勢する動物病院が、田舎や島にはない場合が多い。
犬を飼っている家があるが、やはりオスやメスだけでは、問題が出る。
かなり凶暴で、誰それが噛まれ、誰それが、噛まれる直前まで行ったという話を聞く。
観光客には、子供連れもいる。子供が、そのような犬に噛まれたら、と考えるとゾッとする。
田舎暮らしを計画している人が居たら、厳重な注意が必要だ。
殺し屋は、そう簡単には見つからないぞ!

 1345 バカバカしい相談

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今度は、ひかるの所へ相談に来た。
あまりにも島暮らしのルールを知らない。
バカバカしい相談なので、この問題を解決できれば、間違いなくノーベル賞はもらえる、夫婦で本気になって考えな!
ヤギの糞がいやなら、自分のベットへお招きしろ、と言ってやった。
夫婦は周りに、島人は自分たちの悩みを本気に相談にのってくれない、自分建ちは、移住者としてよそ者扱いされていると、愚痴をこぼしたそうだ。
あんたら馬鹿か!。
そんな下らないことで島の人たちと諍いを超すようだったら、この先が思いやられる。
横浜へ帰って、週刊誌ネタで、井戸端会議をしていろ!
帰ったほうがましだぞ・・・!
高山夫妻のところの、二匹目のヤギがとうとう発情してしまった。
メスヤギの鳴き声は、ますますひどく、1週間おきに、2日間、昼夜を問わず泣き続けるという。
それに今度は、子ヤギが泣きはじめたのである。
高山夫人は、とうとう完全なるノイローゼ状態だ。
今度こそはと、わらにもすがる思いで、育造爺ジイーのところへ相談に行くと、「水をかければいいさー」という。

b1344 オジさん何すんのよ!

メスヤギは、いきなり抑え込まれ,眼をパチパチ、オジさん何すんのよ!と言っているのか、唇ムニャムニャ、あまりにも速い動作に、あっけにとられた顔だ。
そうすると、どういう訳か泣きやんでしまったのである。
高山夫婦は大いに感謝、感激。大事に取ってあった泡盛の古酒と、夜のおかず用に用意してあった刺身を育造爺ジイーに渡した。
育造爺ジイーは、得意満面、「何かあったらいつでも相談に乗るさー」と意気揚々と帰っていった。
ところがところがだ。
2時間もすると、またメーメー泣き出したのである。
前にも増して泣き方が、懇願するようなもの悲しさと悲痛な声で泣いている。
再度育造爺ジイーの所へ行くと、満面の笑顔で泡盛を舌なめずりで飲んでいる。
ジーが泡盛を飲むとケツに根が生え、びくとも動かず、泣き声などまったく耳に入らない。
頼んでも、頭の中は泡盛のことだけでまったく話にならない。
そして言い放った。
一晩くらいは、ヤギと添い寝しな、再度泣き出したら指を2本突っ込め、これを繰り返していると大丈夫だよ!
やぎの糞の中で寝るのか!、バカバカしいと高山夫婦は、腹に据えかね帰った。

b1343 泣くな!!

島に、横浜から移住してきた、50代の高山夫婦がいる。
子供はなく、二人きりの生活で、大きな番犬を飼っている。
それにペットとして、メスのヤギを二匹、飼いだした。
大きい方のヤギが、ここのところやたらめったら泣く、それも、一昼夜メーメー泣き続けるのである。
泣き止むかと思うと、2週間もすると、また夜通し泣き続ける。夜中2時3時であれ関係なく、不眠不休で泣き続けるのだ。
島の人に聞くと、それは発情だろうとのことだ。
さて、困ったことに、オスのヤギがいない。
とうとう3回目も泣き出し、隣近所に対しても迷惑だし夜も眠れない。
そのうち二匹目も泣き出したら、やっとの思いで移住したのに、島にはいられない。
高山夫婦は、困りはててしまった。
育造爺ジイーなら、島のことは知っているし、頼んでみようということになった。
ジイーは、しばらく人から頼まれ事も無いので、即座にOKだ。
ヤギ小屋へ行くと、荒々しくメスヤギを横倒し、な、ななんと、指をメスヤギの熟れたあそこへ突っ込んだのである。

b1342 配達

見晴らしのいい観光休憩所でのんびりしていると、赤い郵便局のバイクが来、顔なじみの配達員が、兄さん、東京から手紙だよ!、と配達してくれた。
東京なら郵便受けへポンで終わりだが、島らしい。
なぜ俺がここに居る事が分かった、と聞くと、民宿で聞いた、との事。
そうだ、民宿の親父は、立ち寄らなくても、厨房で仕事中でも、バイクの音を聞き分けることが出来る。
10分前に、こっちの方へ行ったから、と教えてくれたそうだ。
他にもバイクは走っているが、音が違うし、時間帯により誰が通ったか、見なくても分かる。
島はのどかでいい所だ。
最近、石垣島より若い娘達が日帰りでワンサと訪れれる。
港でカニウマを借り、島内一周して必ず立ち寄るのが、赤いポストの郵便局だ。
そう、この南のハート島のポストに想いを投函すると成就する、と言われ、押し寄せるのである。
ワーリトーリ(歓迎)黒島へ!