m1390 「ん」


この島では鳥のフクローの事を、ボイサと言う。
なんでこのような呼びかたになったか、まったく訳がわからない。
また、本土では、「ん」から始まる言葉や単語は、数少ないと思うが、
この島では、けっこう「ん」から始まる言葉や単語がある。
姉さんの事は、「んーな」と呼び、末娘は、んぼま、と呼ぶ。
貝類でも、「ん」から始まる末娘と同じ「んぼま」なる名称あり。
木や草にも「ん」から始まる、「んーまに」や「んがな」など。
他にも、んーがま、んげせ、など日本の言語学では、理解しづらい言葉が、数多く残っている。
この島には、言語学者なる者が、一歩たりとも足を踏み入れた形跡がない。
30年前に、早稲田大学の調査隊が出した調査報告を見ると、生活様式や行事などを書いてあるが、肝心な言葉に関する調査が欠落している。
昔の言葉を知る人は数少なく、空前の灯だ。
言語学者がいるとすれば、なんとか今の内なら間に合うかもしれない。南の島々の言語を調査すると、日本語と合い通じる、何かが見つかるのではないだろうか。

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