m1359 注意点


「お前ら甲斐性なしだな、この村から先に夜這いかける奴いないのか」
「久雄! お前度胸ないのか?」
久雄はやってもいいかな。と打診をし乗り気になっている。
親父の行動を注意しろ、力仕事で疲れ果てぐっすり寝込んだ夜をねらへ、この空になった二合ビンに水を入れ、戸走りをたっぷり濡らし音が出ないようにしろ、など久雄に夜這いの注意点をこと細かに伝授しているのである。
昭二は、決して明子はこいつらの夜這いを受け入れないだろうと期待しながらも、もしかして、と不安が次々に膨れ上がっていく。
先輩は、俺が夜這いをかけた時、布団からそっと足元に忍び寄ったが、相手は男だった。
その娘は弟と一緒に寝ていたのだ、その日は失敗に終わった。
そこで、運動会の夜、弟が、ぐっすり寝ている時に、夜這いをかけたら、大成功。
あの娘はよかった、おいしかったぞ、と色々と自慢話をし、煽り立てている。
夜這いの話、明子の話題で、その晩は持ちっ切りだった。

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