m1333 牛飼い魂


3度ある事は、4度ない、とまたまたトタン板を拾い集めている。
もうトタン板は、屋根の役をなさない。やめた方が良い、と言ってやりたいところだが、、じいさんは意地なのか、やり遂げる。
来年も台風は来るだろうに・・・
おばあちゃん、決して咎めるでないぞ。
きっと来年の夏休みには、孫が島へ来、おじいちゃんの肩を揉んでくれることだろう。
それにしても、80歳の年で屋根に上り、一人でトタンを引っ張りあげ組み立てていく。牛飼い魂は、見上げたものである。
誰にも真似出来ない事だ。
真美ちゃん
島に昼間は軽食、夜は飲み屋になる小さな店がある。
ヘルパーとして23歳の娘と27歳の真美ちゃんが、昼夜交代で働いている。
真美ちゃんは、ひかるの娘と同じ名前なので、いつも呼び捨てにしかわいがっている。
真美も、ひかるのことを父親の如く、親しくしてくれている。
夕方7時頃、店に行くと島の牧場をやっている青年たちが、5人ほど集まっていた。
隅っこの二人掛けのテーブルに座ると、青年たちが手招きをするので同席すると、何とテーブルには寿司と焼き鳥、串焼きが所狭しと豪勢に並べられている。

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