c1014 生き別れ


今更、船から飛び降り、戻るわけにはいかない・・
戻れない・・
親子の全てを断ち切った!
木の葉のような橋渡船の父に、最後の別れを一言。
「許してくれ! 息子は亡き者と、諦めてくれ・・!」
心底絞り出す言葉は、声になりません。
千切れんばかりに手を振り、今後の無事を、ひたすら願うしかありませんでした。
船は、全ての未練を断ち切り、一路北へ・・・
この船の進む先に、ロマンがある・・
そして、テレビがある・・
過酷な試練が、刻々と近づいているのも露知らず・・
ひかるは、帆先へ立ち、目を大きく見開き、未来を見つめるだけでした。
(これから先、ひかるはテレビ界で縦横無尽に活躍、結果的に、両親の死水は取れなかった)

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